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脚が付いてきません...。

夏です‼

今年は、今のところ過ごしやすい日が多いです。
日中の気温は高めですが、朝晩は涼しく過ごしやすいと思います。
ただ、風が強い‼

6月後半から7月前半にかけて、出走を予定していたレースは全てキャンセルしました。
5月のSchleck GFで今シーズン前半の目標は達成できたし、このままレース出走を続けるなら、当然トレーニングは欠かせません。
体と脚は出来上がって良い状態だったので、トレーニングを継続できれば好勝負出来たと思いますが...。
6月前半から、やる気が起きませんでした。
このまま続けるより、一度緩めた方が良いと判断して、6月はほぼ丸々休養期間にしました。

6月後半から乗り出して、今日で2週間です。
一応、今日までの分で、自分に課した宿題はクリアしたと思いたいところですが...。
距離はそこそこ走れていますし、標高も良い感じで積み上げていますが、脚の方が付いてきません。
走行距離が100kmを超える辺りからは、攀じ登ってるだけの状態です。

先週末からは、夏休みに入り、更に距離は伸ばしてますが、脚の方はまだまだですね。
来年には50才。
一度緩めてしまうと、なかなか元には戻りませんなぁ...。
ま、それでも、休みなくやり続けるよりは僕の場合マシです。
レースに出ないのも作戦の一つだと考えるようにしてます。
経費も掛かるしねぇ。

難しいのは、目標レースのUCI GFWS Finalに向けたレース選択です。
春は、3連戦の後、中2週の間隔を空けてSchleck GF。
これと同じ感じで行きたいのですが、適当なレースが無いんです。

1つ手前のレースは8月18日のRad Welt Pokal。
そこから中1周で本番。
8月4日、5日、と連戦して、中1周・中1周とするか、5日・12日と3週連続にするかで迷ってます。
8月4・5日のレースは当日エントリーが出来るので、直前の状態で決めようと思ってます。

もう1つ、6月から7月のレースを回避した理由があります。
2019年シーズンから、ドイツではライセンスのクラス分けが大幅に変わります。
これまでは、PT,KPT,KT,A,B,Cと6クラスに分かれてました、ママチュアはA,B,Cの3つでしたが、来年からエリートアマチュアとアマチュアの2クラスになります。
ランキングを基にクラス分けするとなっていますが、ランキング対象外の”外国人”でドイツ登録”している僕の様なレーサーがどうなるのかは、今のところ発表になってません。
ま、出走数が少ない僕がエリートアマチュアに入る事は100%無いのですが...。

年間ライセンスを所持していなくても、当日別料金を支払えば、その日だけのライセンスが発給されてアマチュアレースに出走可能になるらしい。

Rad Bundesliegaのシリーズ戦にも、今シーズンからシニアクラスが開催されてます。
告知等が余りにも遅かったのは明白で、今シーズン事前登録が間に合わなかったのは、僕だけではない様子で、10人以下の人数しか出走してませんが、来シーズンは大幅に増えるのは間違いない。
こちらは変わらず、年間分の事前登録が必要。
予想では、シニア2・3が来シーズン以降クラス分けされるとみています。
同時スタートで同じ距離を走る場合が殆どだと思いますが、結果は別レース扱いになると。
今シーズンと同じようなレースが開催されるのであれば、シニアにとっては非常に魅力的です。
通常のシニアレースに比べ、倍以上の距離を走るレースが大半なので、Granfondoを狙う僕にとっては非常にありがたい。

ドイツでも開催レースが減ってきています。
道路事情、周辺住民の理解、スポンサー確保、参加者の確保と課題は一杯有ります。
ライセンスのクラス変更は、参加者確保が目的の様子です。
ドイツも少子化が進んでいるので、今後はシニアクラスで参加者を確保し、少々高めのエントリー料金を設定して資金の足しに、と言う感じになると思いますし、それでよいとも思ってます。

40才を越えてからレースに出走し様なんて連中は、全員当然ですが収入がある。
アマチュアとは言え、何処まで行ってもプロになれる可能性は0%‼
基本、趣味です。
金が掛かるのは当たり前だし、少々高めのエントリー代を設定されても当然です。

7月一杯、シッカリ走り込んで、後半戦に突入したいです。
過去最長、最高獲得標高を目指してます!

# by mac-da-wan | 2018-07-16 01:00 | トレーニング RR

レース参戦予定

兎にも角にも、UCI GFWS Finalの出走権が取れたので、ホッとしてます。
デンマークまで遠征となると、費用と休みの確保が大変になる所だったので。

Schleck GF以降、白紙にせざるを得なかった予定も、Vareseの出走が決まった事で立てやすくなりました。
先ずは、Vareseの世界選手権前のレースをどこにするか?
1週前で連戦か、間隔を取るか??
週末以外は当然仕事なので、それとの兼ね合いは非常に重要。
日曜日の午後からのレースで、長距離遠征(ドイツ国外)は、月曜日朝仕事に行く事を考えた場合、実質不可能。
かと言って、日曜日の早朝にスタートするレースで前泊が必要になると、これまた費用が・・・。
レース距離やタイプも大事な要素。
クリテリュウムや平坦周回コースのレースを走っても意味が無い(これならドイツ国内にいくつも在るんですが)。
登りが在って、ある程度の距離(100km以上)が欲しい。
出来ることなら、2000hm近い獲得標高の有る、本番に近い感じが理想。

色々調べましたが、ドイツ国内に条件に合うレースは無い。
スイスやフランスのアルプスやドロミテには有るのだが、どれも日曜日のレースで、仕事・経費の・両面で問題あり。

中1週の間隔を空ける事にして、Final前は8月18日の土曜日。
オーストリア・St Johann Tirolで開催のRad Welt Pokal。
去年と3年前にも走っているレースなので、勝手も分かっている。
Frankfurtから550km程離れてますが、土曜日午後からのレースで距離112km、登りが少ないですが、それ以外の条件はとってもいい感じ。
レース後、直帰の弾丸ツアーで、可能な限り費用削減。

と、言ったって、ここにそれなりの費用が掛かる。
これ以外のレースは、ドイツ国内。

8月1周目の週末は土日連続Frankfurtの近くでレースが有る。
自走で参加可能なので、今年はここへ出走を予定。
エントリー費のみの出費で出れる、上位入賞すれば賞金で黒字の可能性も‼

7月は、1日に63kmのロードレース、可能なら7日に2.2kmの周回コースのレース出走したい。
6月24日からの3連戦です。
全てC-クラスに出走。
Finalに向けた実践トレーニングと共に、Bクラスへの昇格を目指してみようと思います。
ライセンスを所得した初年度の2013年、Martin・Eduardと3人で昇格目指して走ってました。
2人は、夏場のレースで”勝って昇格”。
勝ちきるまでの力が無い僕は”5回の1ケタ入賞”で昇格を目指してました。
強いレーサーが昇格して抜けて行く夏辺りから、2レース連続で入賞し良い感じになってきたところで、レース中に転倒。

それ以降、Eduard/Martinの移籍があったり、UCI GFWSへの参戦を始めたりで、ドイツのライセンスレースは、
シニア2で出走する”Hessen選手権”以外本番前の調整が最大目的になってました。
もちろん、毎レースやるからには、勝つつもりで走ってましたが、明確な目標があったか?と、なると・・・・。

来年には50才、シニア3になる年齢です。
若者相手に勝つのは、非常に難しい。
現実的な目標として”1ケタ入賞5回”での昇格を目指して‼

6月24日 Boladen C-84km ロードレース
7月1日  Roschbach C-64km ロードレース
7月7日  Lebach C-66km ロードレース(予定)
8月4日  Offenbach C-60km クリテリュウム
8月5日  Bad Homburg C-60km クリテリュウム/Mehlingen C-86km /ロードレース
8月18日 St johann Master3-112km ロードレース
9月2日  Varese UCI GFWS-130km

の予定です。

# by mac-da-wan | 2018-06-02 19:26 | その他

久々でRTFへ

Schleck GFの後、3日間仕事のみで自転車には乗らずに過ごしました。
とにかく暑いドイツ・Frankfurt。
30度を超える気温と、真上から照り付ける太陽で、一気に夏がやってきました。
しかも湿度が高く、日中から蒸し暑い・・・。
脚に疲れが残っているし、昼の一番熱い時間帯に乗るのは・・・・です。

Schleck GFの帰りの車で、Markusと月末31日のRTF参加を決めました。
スタート地点がFeldbergの中腹を越え下った先、もう一つ丘を越えたTaunus山中の小さな村です。

車で会場入りする人も多いんですが、僕らは自走を選択。
ま、僕は自家用車を持っていないので、これ以外に手は無いんですけどね。

7時にFrankfurt市を出て直ぐの所で待ち合わせ、山と丘を越えてスタート地点まで33kmほど。
既にこの時点で獲得標高は700hmです。
8時過ぎ到着。
チームの連中と落ち合って、コースの確認などなど。
ゲストレーサー1人を含む4人でロングコースへ。
120kmか150kmへ廻るかは、分岐点でそれぞれが判断することにしました。

最初は、下りと平坦区間が続きます。
4人でローテーションを廻して走行。
天気も良く、まだ気温は上がっていない時間帯なので、下り基調と合わせ非常に走り易い‼

国道を左折し登りに入ったところから、僕1人で先行開始。
レース後3日でRTF。
脚の方は、飛ばせば確実に最後まで持ちませんが、かと言って、合わせてユックリ走っていては意味が無い。
登り区間はそれなりに走って、下りは何もせずにほぼ惰性で追い付いてくるの待ち。
そのままならCPで待っていることを選択。

最初の登りの後、一度合流しましたが、2つ目から先はCP1まで単独先行。
平坦区間で思った以上に脚が回ってました。
調子に乗って飛ばしていると、後半痛い目に遭うのは分かってますが、痛い目に合うぐらい走らないと練習にはなりませんし、後で走った気もしません。
CP1から先は、直ぐに長い登りが始まり、CP2まで単独。

CP2で4人が揃った矢先、スコールがやってきた!
雨の予報は出ていたんですが、午後からだったはず・・・ギリギリ間に合うと思っていたんですが・・・。
かなり強烈な雨で、路面は水溜りが大きく出来る程になってます。
降ってる間にスタートする気は無いが、路面が乾くのも待っていられない。
小降りになったところで、ずぶぬれ覚悟でスタート。

ドイツの雨で、スコールの様になった場合、大抵局地的です。
10kmも進めば雨の後さえない場所へでます。
路面状況が悪い区間、ある程度の集団で走った方が、車に対して安全。
路面が乾くまで、同時にスタートした14・5人で集団走行。

15分ほど走った登りで徐々に路面が乾き出し、この登り頂上では雨の後さえない。
予想通り!
登り終わりからペースを上げて単独へ。
そのまま120・150kmの分岐点へ。
ここでMarkus待ち。
空にはまた怪しい雲が広がってきている。
位置から考えて、進行方向ゴール前辺りは、今まさにスコールの真っただ中って様子。
150kmへ廻るつもりは無くなってますが、一応。
ところが、Markusが来ません。
追い越した女性レーサー2人組まで目の前を通過していく・・・。
ありゃ、Markus途中で帰宅ルートへ入ったらしい。
ま、何処でコースを外れたかは分かる。

RTFは、全て自己責任の自由参加。
こんな事はよくあります。
僕が1人で先行するのと一緒。

再スタートし、登りを終えた先、去年の夏に走り込んでいたルートへ合流。
ここからは完全に勝手知ったる道です。
コース表示は左でしたが、空の様子から見て、そっちへ行くと土砂降りに遭う確率大。
しかもそれではMarkusに追い付くのは不可能。
直進して10km程ショートカットすれば、雨にも遭わずに追い付けるかも!

一石二鳥を狙って直進!
向かい風の中合流地点を目指しますが、一石二鳥の考えは甘かった。
下りに入る手前から路面が濡れ始め、下り途中からは雨。
本降りになる気配が、無いのだけがせめてもの救い、と、思っていたら路面がイキナリ茶色くなってる。
道路わきで工事があり、その土がこの雨で流れだしたらしい・・・・。
減速してユックリ走る方が危ない、先を走る車の様子で、単に流れ出しているだけで、道路が陥没したりはしていないのは分かる。
えぇぇい、どうせもう汚れてるんじゃ、このまま突っ込め‼
60km/h近いスピードで泥の路面へ。
一体背中がどんな状態になったのかは、考えない事にしました。

コースへ合流したあたりで雨は止み、昼を回って気温も昼グングン上昇。
路面は直ぐにでも渇いてきます。
先行者を追い越しながら、Feldbergへ向かう、緩やかな登り区間を30km/h前後で走行。

ハッキリ登りと分かる区間の先でMarkusに合流。
ここから2人で、スタート・ゴールへは寄らず、そのままFrankfurtを目指します。
2人ともCP3・4を飛ばして走っているので、Feldbergの登りへ入る手前のGSで水分補給に停車。
水を買ってボトルに移し、コーラはその場で一気に消費。
行きと同じルートへ入り、本日最後の登りはSandplackenまで。

Markusとの合流後、緩い登り区間をかなり飛ばして走って来たので、脚の方はもうギリギリです。
ガンガン登る力なんて残ってません、軽めのギアを廻すのももキツクなっている状態。
スタンディングで攀じ登る感じです。

下った先は、当然アイスカフェへ!
Markus/Martinと走る時の定番です。
汗かいて走った後のアイスクリームは美味い‼
僕にはビールより遥かに‼

182km、3110hmを6時間半弱でした。
途中何度も止まったり、ユックリ走ったりしてこの時計なら良い感じだと思います。
思っていた以上に脚は動いていたらしいです。

次戦は6月24日になります。
C-クラスに再挑戦です。
Final出走が決まったので、レースはなるべく長い距離でキビシイのを選びたい。
と、言っても、AやKTとのレースになると途中で降ろされる危険がある。
C-クラスがちょうどいい感じ。
距離は83kmと、今年緒戦とほぼ同じ。
1周8km弱のコースで距離1km平均勾配7%の登りが一か所あるコースです。
登り終わりからゴール後1kmまでは緩い登り基調。
登りより、その後を耐えられるかが僕には問題です。
厳しいレースになるのは当然、目標10位以内で頑張ります!

# by mac-da-wan | 2018-06-01 15:36 | トレーニング RR

Schleck Granfondo

今シーズン、春の最大目標レース。
今日はSchleck GFです。
UCI GFWSの予選レースで、僕が暮らすFrankfurtから一番近い場所です。
このレースに合わせて、春先からトレーニングをしてきたつもり。
何としてもここで、良い感じのレースをして権利を取りたい‼
去年は、80km地点辺りの登り終わりで、まさかのパンク。
なので今年は、スペアチューブを携帯してレース出走です。

第一目標は、ここでFinal、イタリア・Vareseの権利獲得です。
パンクなら、場所にも寄りますが修理して再スタートしても何とかなるかもしれない。

去年と同じく、当日早朝にMarkus/Martinと出発。
3時間弱、7時半前に会場到着。
ゼッケンを受け取り準備をして、スタートブロックが開く10分前には入口へ。
去年は、クラス別ブロックの後ろの方からスタートして、追い越すのに多大な時間と脚を費やし、危ない目にも遭ったので、最小限にとどめたいと。

最前列左端で、スタートを待ちます。
参加者が急増した今年、スタートのシステムが変更になってました。
人数が多い、H1,H2,H3は、1クラスづつ2分間隔でスタート
(H4)は、(H5)と同時スタート。
これは、フェアで危険も少なく有り難い‼

レーススタート‼
一番前でペダルを嵌めた状態で待っていたので、いきなり飛び出す形になりました。
ま、最初は危険も多いし、一番前を走る位で丁度ええ。
案の定、街中を抜けるまでに、車を追い越したり、対向車があったりで、これは正解。
最初の登りに入ったところで少しポジションを下げて深呼吸。

Markusと下見はしましたが、今日のコースと合っているのは実のところほんの一部。
去年と大幅にコースが変わってます。
後半95km地点辺りに石畳の登り区間が在り、ここが勝負所。
ここを生き残ったメンバーで、勝負って感じになると予想。

風は穏やかだったので、今日はクライマーハブの38mmGD2ホイールに11-28で出走です。
10%を超える登りが多数存在するし、ラスト30km辺りで15%位の勾配区間が在るのをMarkusとの試走で確認済み。
正直1Tでも軽いギアが欲しい‼

最初の登りを終え、下りに入ったところで、1つ年上のクラスの有力レーサーも前に出てきました。
シニア3のドイツチャンピオンも居ます。
彼とは知り合い。
デンマークのFinalで2位になった実力者、ここでも当然力上位。

距離155kmで2500hmのこのレース。
スプリンターの大半は生き残れない筈。
登り勝負!です。


最初の長く緩やかな登り。
前は強烈なペースを刻んで登っていく。
恐らくここで、半数以上が脱落することになりそう。
豪快に下って、モーゼル川沿いの平坦路へ。
15km弱ある平坦区間、前はローテーションを廻してスピードを維持。
遅れたレーサーにチャンスは無くなりました。
僕もローテーションに参加!
川沿いを左折してからの登りがかなり急で入り口は道幅が狭いのは、試走で確認済み。
ここは前で入りたいので、平坦区間は脚を使ってでも位置取り最優先!

27%に達する区間も在るこの登りへ、5番手で進入。
良い感じです。
前はシッカリ見えてる。
序盤のハイライト区間。
脚の方は大丈夫そう、軽めのギアを廻して登る。
イメージは昨日のGiroです。
ま、あんなことが出来れば、こんなレース鼻歌で勝てますけどね。
キツイ区間を5番手のままクリアし、後ろが繋がってるのを確認して一旦緩める。
無理して付いて行かなくても、ここはまだ集団の力を利用できる。

次の登りも集団内でクリアして、中盤戦へ。
この辺りから、大体前に居る顔ぶれが決まって来た感じ。
30人位がまだまだ余裕ありそう。
ドイツチャンピオンともう一人H5のレーサー、それにH4の5・6人が積極的にレースを展開。
こいつらに揃って抜け出されたらチャンスが無くなる。

動きを見ながらなるべく無駄足だけは使わない様にして、集団内10番手前後でレースを進める。
後半戦入り口、76km地点辺りから始まる長い登り。
勾配が緩めので苦手なタイプです。
ここを生き残らないと話にならない‼
思った以上に脚が回ってる‼
無駄足使わずにじっとしていたのが正解だった!

と、ったのもつかの間、、90km地点辺りの短い登りでイキナリ、レクションが掛かる‼
強烈なペース登坂しそのまま下りへ。
ガンガンペダル廻して豪快に下っていきます。
次の登りが石畳か!?
この感じからして、ポジション争いや、ヤバいぞ!
脚の方が、そろそろ悲鳴を上げそうな感じになって来た。
下りで休める間があれば、回復しそうな感じですが、この勢いのまま石畳の登り突っ込むとヤバイ!かも。

嫌な予想は、確実に的中。
登り入り口のスピード争いに反応しきれずズルズルと下がっていく、、、ここまでかぁ、、、。
諦めかけたその時に、石畳区間突入。
”泣きっ面に蜂”
”弱り目に祟り目”
とは、この事か!

しかぁし、石畳区間に入ると、僕が断然早い‼
軽めのギアを廻してギリギリの走りの感じですが、直ぐに前が見える位置へ。
石畳がハードになると、それこそ圧倒的なスピードです。
流石、衝撃吸収構造を有するGokisoハブは違うぜ!
圧倒的な路面追従性能でグイグイ登っていく。
こうなると気分も良くなって脚も動くようになる!
登り終わりで前に連結。
これならいけるかも!

ここを越えて生き残ったのは40人ほど。
H5は10人位なので、僕のクラスは30人ってところ。
ここからが本当の勝負です。
恐らく登りの度にセレクションが掛かる。
危ないのはラスト30km付近の急勾配。
ただ、ここは、登坂距離が短いし先は長い下り。
周りにある程度の人数が残っていれば追いつける。

恐らくレースを、積極的に作っている連中はここで決めに来る。
無理して付いて行ったら、この脚ではその後に待っているのは自滅のみ。
入り口を抑えて、前の人数を見ながら登ろう‼
姑息な手段ですが、脚がヤバくなってきた僕にはこれしかない。
ここさえ越えられれば、後はどうにかなる!(かなり楽観的ですが)

前がハイペースを保ったまま登りへ。
僕は早めにインナーへ入れて、遅れ気味に登坂。
案の定4・5人が飛ばしていくが、この勾配で持つとは思えない。
一定のペースを刻んで周りを確認しながら。
5・6人が10秒弱先行して頂上通過、僕の周りは10人前後。
ここから長い下りで追走へ。

下り区間では追い付かず、登り区間へ。
前へ出て、全力追走!
ここで追い付けないとThe Endです。
何とか連結‼
このタイミングでアタックかけられたら終わりでしたが、運よくそのまま一番前まで出て脚を緩める。
”助かったぁ”正直な気持ちです。

”これで、終局面への参加権はほぼ手に入れた”
と、安心したのもつかの間、川沿いへ再び出るまでのアップダウン区間をハイペースで走る。
何とか食らい付いたまま川沿いへ。
う・・・んキビシイ。
登りに入って振り返ると20人前後しか残ってません。

脚はギリギリだが、何とか先頭集団内で生き残った!
この後の登りは、根性でこなせる。
H5は4人ほどしか居ません。
という事は、僕のクラスが15人位。

ラスト5kmを通過し、後は平坦と下りのみ。
良し!
これで確実に予選は通過した。

後はこのレースをどうするか!?
折角、勝ち負けを争える権利を得た、勝ちにいかないと意味が無い‼

20人でスプリントかぁ・・・。
クラス5位程度なら僕でも可能性ありそうだが、勝つのは無理っぽいなぁ・・・。
積極的にレースを展開していた連中は、スプリントする脚も有りそう。
僕のスプリント力じゃなぁ・・・。
幸い、集団内でジッとしていたので、玉は後1っ発くらい残ってる感じ。

手前で仕掛ける以外手はない‼
細い道を抜け、ゴールへ続く道へ。
幅が広がったところで、外へ持ち出しタイミングを計る。
持って1kmが限界。
ギリギリまで待って、仕掛けるしかない‼

ラスト1km弱、左側から一気に踏み込んで抜け出しを計る。
頭の中で8秒数えて振り返る。
20mもないが、一応抜け出してる。
いけぇ・・・前だけ向いてヒタスラに踏む!
捕まったら終わりです。
2でも15位でも敗者は敗者、1位以外は意味が無い‼

ラスト150m。
一気に飲み込まれてThe Endでした・・・・。
ま、やるだけのことはやったし、これ以外に手は無いのだからしょうがないです。

4時間9分38秒
クラス別13位でゴールでした。

このシリーズ戦で初めて、先頭集団内でレースが出来ました。
チョット自信になりました。

この後はしばらく休養期間です。
次のレースがまだ決まってないし、春先から走り込んできたので、チョット緩めてみようと思ってます。

これで、デンマークへ遠征は、キャンセルです。
レース自体は、非常に面白そうだし、友人が出走するので、正直なところ走りたいレースなんですが・・・。
間隔的にも丁度良い感じだし、レース距離が175kmと長め。
短いアップダウンを繰り返すコース設定。
獲得標高は少ない目なので、2015年のFinalと同じような丘のレースでしょう。

ただ、経済的な負担はデカイ‼んですよねぇ・・・。
仕事の都合もつけないといけないし。

ゴール後に、優勝したレーサーと会話して、イタリアのコースを少し教えてもらえました。
彼は、去年10月に行われた、プレの予選レースにも出走したらしい。
明らかに、今年の世界戦を狙ってますな。
最初の登りが400hm以上あってかなり厳しいと。
スプリンターは生き残れないので、俺たちのレースになる‼と。
勝ったレーサーから、ライバルの1人として認識されているのは自身になります。
夏場は、登りの練習に明け暮れるか!

# by mac-da-wan | 2018-05-27 02:31 | ロードレース

Hessen選手権2018

5月の第一日曜日が、今年もやってきました。
この日は、ドイツの各州で、選手権レースの開催日です。

僕が暮らすHessen州は、毎年お隣のRheinland/Pfalz州、そしてその西フランス、ルクセンブルグと国境を接するSaarland州との共同開催です。
今年の開催地は、Rheinland/Pfalz州のBannと言う田舎町。
シニアのHessen選手権を初めて走ったのが、2013年のこの町です。
コースは今回、ゴール前後が違いましたが、登り区間などは同じです。
1周10.3km。
2013年は、5周でしたが、今回は4周、41.2kmのレースです。
レースを実際にやっている方なら分かると思いますが、距離が短くなったからと言って楽になるわけではない。
むしろペースが上がるので、特に登りは厳しくなる傾向です。

シニアクラスは、この日の第1レースで、09:00スタート予定。
今回、Markusがサポートしてくれる。
彼の車で、8時過ぎに到着。
準備をしてゼッケン受け取り、今日は72番です。
Hessenのシニア2クラスは、71番からのゼッケン、僕の直接の相手は24・5人です。
駐車車両の撤去等、コースの安全確保に少し時間が掛り、予定より4分遅れでスタートすることになり、シニア2・3・4の3クラス同時スタートに変更。
それぞれ、4・3・2周のレースです。

今年のコース設定は、ゴール前通過後、登りに入るまでに住宅地の細い道を抜ける区間が300m程。
右・左・右・右と狭いコーナーを通過するので、前に居ないと登りの位置が苦しくなる。
集団で突入する1周目は要注意!

今年僕は49才でシニア2クラス最後です。
来年からシニア3、今年良いレースが出来れば、来年は期待が持てるので、今日は何としてもいい内容・成績のレースがしたい。
が、スタートリストを見ると、当然ですが去年一緒に逃げた顔ぶれがほぼ揃ってます。
僕より明らかに強いのが3人と、強烈なクライマーが1人。
今年は、出走権の無いルクセンブルグのレーサーと、Hessenの1人が居ません。
ここへ、今年からシニア2の年齢になったレーサーが何人か入っての上位争いになりそう。

”僕より強い”と書いたこの3人には、マトモニやり合ったらどうあがいても勝てません。
登り・平地・スプリント、どれをとっても僕より上手です。
同い年で、ピュアクライマーの彼だけ、スプリントになればなんとかなる。
こいつらに勝つ方法はあるのか???色々と考えましたが・・・・。

エントリーは総勢120人位。
シニア2クラスは50人強と言ったところ。
09:04レース開始‼
狭い住宅地を7・8番手で抜けて、1回目の登りへ。
距離1kmで高低差90m。
14%前後の区間が、登り入り口100m位と登り終わり300m位。
入り口は兎も角、頂上手前の300mはマジでキツイ‼

シニア3のレーサーが飛ばして行く。
これに付いてシニア2の有力レーサー。
流石にこの勾配になると、シッティングで一気に上がれるレーサーは居ません。
誰もが、途中でスタンディングを挟んで登る。
途中50m程勾配の緩む区間が在り、ここからが勝負の分かれ目。
この区間で、少しでもスピードを増してラスト300mの急勾配に突入したい。
1回目、5・6番手で頂上通過。
既に、集団はバラバラの状態です。
シニア4のレーサーには当然キツイ展開。

1周目の登りはそれほど早かったわけではない。
この後の平地と下りで、多くのレーサーが合流してくる筈。
下り終わりからゴールまで3.5km。この区間でおそらく集団が大きくなる筈。
2013年の経験からの展開予測です。
頂上通過で先頭集団は14・5人。

風が非常に強かったこの日。
ホイールは24・30mmのワイドリムGokisoです。
ゴールから一番遠い所に横風の登り区間が在る、ここが前回一番苦しかったので、重量的にはクライマーハブ38mmGD2の方が軽いのですが、あえて抵抗の少ない方を選択。
ギアは52/36にリアはカンパの11-27。
1回目の登りの感じからして、ギアはちょうどいいと言うかギリギリ。

下りは最高‼と、言いたいところですが、路面状況が良くない。
ま、これも予想していた事なので、今回もタイヤはGP4000Sです。
チューブを今回はLatexに戻してみました。
レース距離・時間が短いので、ノーマルのゴムチューブより転がり抵抗では有利。

下り終わりからの平坦区間、後ろを確認、直ぐにも集団が追い付いてくる。
チャンスはここしかない‼
集団合流で追い付いてきたうちの何人かはそのまま前へ出てきて一時的にペースが下がる。
落ち着いた瞬間を狙って飛び出せば逃げれるかもしれない。
”単独逃げ”
明らかに強い連中に勝つには、これ以外に無い。

集団外側の位置でタイミングを計る・・・・・ゴール前2.5km辺り、左側から一気に加速。
頭の中で8秒数える間、下ハンダンシングで踏みまくる‼
後方確認、抜けた‼
エアロポジションに切り替えて、向かい風の中逃走開始。
100m位開いたか!? これならいけるかも‼
”集団内で牽制が起こるかも”わずかな期待に掛けてのアタックです。
ほぼ全員が単独の出走で、アシストしてくれるチームメイトの存在は無いに等しい。

しばらく前だけ見て走ってたら、ゴール前300m辺りの左コーナー進入時で声が聞こえる。
振り返ると、追走が機能したらしく50m後ろに集団先頭が迫ってきてました。
The End、僕の逃げはここまでです。
登り頂上まで単独で逃げれれば、チャンスが有ると思ったんですが・・・上手く行きませんでした。

さあ、こうなると登り区間がヤバい。
捕まった直後に始まるので、リカバリーする時間が短い。
ここは耐えるしかない。
幸い吸収されたのが、ゴール前通過後だったので、3・4番手のポジションで狭い区間を抜けて登りへ。

前に有力レーサーが集まってくる!
当然速度は上がる。
この勢いなら、今回で集団は完全に割れる。
頂上通過後にペースが緩むとは考えにくいので、ここで話されたらレースが終わってしまう。
何としても食らい付け‼
3人のペースが凄まじい。
やはり強い。
4・5番手、何とか繋がったまま頂上通過。
少し緩めて集団最後方まで下がり、前は牽かなくてもいい位置へ。
13人。
生き残ったのは1/10程度。
3人を中心にしてローテーションが回り始める、これで遅れたレーサーにチャンスは無くなりました。
シニア3・4クラスのレーサーが1人づつ入ってます。
下りを終えて、ゴールまで3km。
集団内に居るシニア4のレーサーは、勝利がほぼ確定。
僕を含め何人かが祝福。
ラスト1km、それにこたえるように彼が先頭へ出て牽き始めます。
ここは邪魔せず、集団は後ろで彼のゴール通過を待つ。

勝負が掛かる3回目の登り。
実力に勝る3人は、必ずここで勝負を決めに来る。
遅れるのは間違いない、何人僕の傍で頂上通過できるか?
3対7位の人数なら、追いつけるチャンスもあるが・・・・。

入り口から強烈なペースで登坂開始‼
前半を通過し、勾配が緩むところまでは食らい付いてましたが、そこからが違いました。
ギア1枚分違うペースで前が登っていく。
4人。
同い年のクライマー(名はCosmas)は、調子が悪いのか僕の前で苦しそうにしている。
彼を交わし、10m前を行く4人を追って歯を食いしばるが、ジリジリ離されていく・・・・。
頂上までの一番苦しい区間、僕先頭で4人を追って登坂終了。
差は、10秒チョットか。
2人僕の前へ出て追走を始める。
前を牽く力は残っていないので後ろに回ろうと振り返ると3人だけ‼

4対3では分が悪い。
追い風区間は登りで前に居た分という事で、後ろ手回復に専念させてもらう。
前の4人は、1人が遅れかかってる。
平坦区間で、1人が遅れ出すほどのペースを刻んでる。
差が開き始めているのがハッキリ分かるが、今の僕ではどうにもできない。
冷静に‼
遅れ始めた1人は吸収できる、残りの3人中Hessenのレーサーが2人居る。
この集団はHessen州の3位争い。
問題は3人ともHessen州‼

横風区間に入り僕もローテーションに参加。
前に追い付くのは無理でも、後ろから合流されるのは避けたい。
横風区間で落ちてきた1人を吸収。
彼もHessen州‼ 4人になった。
下り終わりで3人追いついて着て第2集団は7人でファイナルラップへ。

吸収した1人は兎も角、追いついて着たレーサー3人は僕よりスプリントは強そう。
ここは何としても、もう一度引き離して、ゴールまで合流させたくない。
Cosmasと2人でゴールまで行ければ僕にとって現状最高の展開だが・・・。

ラストの登り、序盤はCosmas先頭、勾配が緩む場所から、僕先頭で頂上へ。
今日は登れてる‼
自分の感覚としてかなり良い感じなんです。
前を行く3人が、今の僕には強すぎる。

4人‼
3周目と同じメンバーでラスト9kmへ。
ローテーションを廻し、この4人で3位争いへ。
勝負は下りが終わってから。
3周目に吸収した1人は、かなり厳しそうな様子。
無理をして3周目の登りを登ったのが明に見える。
スプリントになれば勝てる‼
Cosmasはピュアクライマー、間違いなく手前で仕掛けて逃げを狙ってくる。
もう一人、こいつがスプリントで速そう。
リザーブを残している様子がうかがえる。

どうする?
人数が4人と少ないので、Cosmasのアタックさえ封じ込めれば、その気になればどのポジションでも取れる。
一番前か?、マークしている相手の直後か?
4番手に下がりCosmasのアタック待ち
確実に来るCosmasのアタックに、僕ら3人は確実に反応できる。
その時の反応を見て、ゴール前のポジション争いを考えよう。
ラスト2km、Cosmasアタック‼
マークしているレーサーが即反応。
う・・・ん、良い加速力してる。
最終コーナーからゴールまで160m。
彼の後ろから行っても僕にチャンスは無さそう。

後ろから行って届かないのは後悔する。
前で勝負じゃ‼
彼も相手は僕1人と分かってる筈。
ゴールへ向けて連続する左コーナー。
1つ手前は、彼先頭で通過、最終コーナーでインへ入って僕先頭で、ラスト160m。
前で勝負するには、チョット距離が長いのは分かってますが、これ以外僕には手が無い。

フル加速‼
が、ゴール前30m位で交わされました・・・・。
レースは5位、Hessen州4位。
表彰台までホイール半分届きませんでした。

ま、でもゴール後は自分でも驚くほどサバサバしてました。
やるだけの事は全てやった。
これでダメだったんだから、現状仕方ないです。
このままの状態を来年のキープできれば、シニア3なら十分チャンスある‼

残念だったのは、このレースに賞金が無かった事。
これは、しらなかったので、ショック大!でした(笑)。
通常のレースで5位なら、30ユーロ位の賞金があるので、それでMarkusと飯でも食おうと思ってたのに・・・。

レース後一緒に走ったレーサーと少し会話を楽しんで、表彰式を見て会場を後に。
そのままLuxenburgへ。
26日のSchleck GFのコース試走へ。
このレースには、Markusも出走するので、2人で短い方のコースへ。
序盤で大きく間違いましたが、モーゼル川沿いの道へ出た所から、スマホでコースを確認。
75kmほど、ラスト10kmは車で走る事にして、途中何度も停車し確認しながら。
レースで酷使した脚の僕には、丁度ええ。
天気は最高でした、雲一つない空に気温26度。
風が強かったのだけが辛いところです。

次はそのSchleck GFです。
157km、2500hmのコース。
UCI GFWSの予選レース、去年はパンクでレースが終わってしまいました。
今年はここで何としても権利を取りたいです。

# by mac-da-wan | 2018-05-07 10:26 | レース